車のリサイクル
年間に400万台もの自動車が廃車されているようですが、その80%がリサイクルされていると言うことを知っていましたか?自動車と言えば、鉄、アルミなどの貴金属が主体となっていますよね。アルミや鉄は大切な資源であってリサイクルすることが可能なのです。ですから自動車はかなり高いリサイクル率だと言えるでしょう。ここでは、そんな車のリサイクルについていろいろとご紹介していきたいと思います!
自動車リサイクル法とは?
2005年1月より始まった自動車リサイクル法。その自動車の所有者、自動車メーカーはもちろんのこと、フロン類回収業者などの自動車のリサイクルに関わる業者等にもきちんとした役割を担ってもらうために廃車する自動車のその後のリサイクルや適正処理をすることを目的としています。まず、車の所有者がきちんとリサイク料金を支払い、廃車する際は引取業者にきちんと引き渡しをします。(不法投棄は絶対にしてはいけません!)そして、所有者から廃車になる車を引き取った業者は、フロン類回収業者もしくは解体業者に車をきちんと引き渡します。最後に、フロン類を回収した会社は自動車メーカーに引き渡しをするというようになっています。
自動車リサイクル法の目的
自動車リサイクル法の目的は様々なものがあると言えます。例えば、今まで行っていなかったもののリサイクルを始めていきますから今後のリサイクル技術が更に高まっていきます。自動車に使用されている部品をリサイクルすることで他の分野・製品のサポートになっていきます。これから廃車される自動車のリサイクル率の向上も期待できるでしょう。そして何より、これから私たちが生きていくために必要な大切な資源を少しでも守っていけるということ、暮らしやすい環境を作っていくと言うことが何よりの目的と言えるでしょう。
廃車された車のその後
動かなくなった車でも、まだまだ価値はあるのです。解体業者の方が、廃車された車のパーツの振り分けを行っていきます。そして、まだ使用できるパーツは取り外されて中古パーツとして再利用されます。そして、車の主であるアルミや鉄などの金属類は、リサイクルされて、全く新しい鉄製品・アルミ製品に生まれ変わります。ボディ外板は基本的に新しく鉄製品などに加工され、近頃増えているアルミブロックのエンジンなどは細かく部品を分けられた上でアルミ製品として生まれ変わり、タイヤなどのゴム製品などは、セメントなどの工業用品などに生まれ変わります。最近の自動車はリサイクルされることを前提に設計されていますので、そのほとんどがムダ無くリサイクルの工程を経た後に加工され、新しい商品として再出発していくのです。また、解体後に発生した良質の中古パーツもこの先、需要が高まってくると予想されています。
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Last update:2014/10/29